普段は可愛い猫ですが、猫による被害も多いことをご存じですか?
特に多いのが「糞やおしっこ」の被害です。
臭いも強いし、処理も面倒くさいですよね。
しかも一度されてしまうと、ずっと続きます。
他にも庭の植物を荒らされたり、住みつかれたりもされます。
そこで今回は、家にあるカビキラー、キッチンハイター、アルミホイルで猫よけに効果があるのかを検証してみました。
結論として、どれも一時的な効果があることがわかりました。
猫よけとして効果が期待できるものや、使用する際の注意点もあわせて具体的に解説していきます。
家の中にあるものなので、すぐに試せます。
猫の被害に頭を悩ませているなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫よけを確実に成功させるにはカビキラーが有効?
結論から言うと、カビキラーは一時的な対策としてなら有効です。
カビキラーとは、カビを除去するための商品です。
そもそも猫よけ対策として作られたものではありません。
しかし、Twitterや実際に使った人からは効果があるとの声も聞こえます。
これはカビキラーの成分や臭いに効果があるようです。
カビキラーの成分には、エタノール・塩化ベンザルコニウム・香料等が含まれています。
中でも「エタノール」はアルコールのことで、臭いも強く猫にとっては毒です。
猫は身の危険を察知する能力が高いと言われています。
例えば、猫は高い所からもケガをしないように飛び降りることができますが、何十メートルも高い所から飛び降りることはしません。
また、嗅覚も非常に優れています。
人の10万倍以上は嗅覚が鋭いと言われているのですよ。
もともと野生で暮らしていた猫は、食べ物をニオイで判断していました。
「腐っている=酸っぱい・刺激臭」と認識していたようです。
そのため、今でも酸っぱいニオイや刺激臭が苦手なのです。
カビキラーを使用する時は、必ず換気をしますよね。
人にとっても強い刺激臭なので、猫にとってはもっと強い臭いに感じるはずです。
そのため、カビキラーの強い臭いに警戒心を抱いて、一時的に近づいて来なくなるのではないでしょうか。
また、カビキラーは家に置いてある人も多いと思います。
緊急で対策をしなければならない場合、家にあるカビキラーならすぐ使えて便利ですね。
カビキラーの使い方や散布場所
カビキラーを使う場合、猫の生活経路に散布します。
◆猫の主な生活経路
- いつもトイレをする場所
- 猫が飛び越える塀やその周辺
- 狭い通路
- 猫の休憩場所
これらの場所に散布することで、猫が警戒して近寄らなくなります。
また、普段から猫の侵入経路や休憩場所もよく観察しておくといいですよ。
生活経路がわかっていれば、手あたり次第散布する必要がなくなります。
カビキラーを使う際の注意点
カビキラーはアルコール成分やいろいろな成分が含まれているので人にも猫にも有害です。
また、アルコールを単体で猫よけに使用することもしないでください。
アルコールは猫にとって毒です。
猫は人と違いアルコール成分を肝臓で分解できません。
舐めてしまうと呼吸不全で死亡することもあります。
カビキラーも同様に舐めてしまい、死亡することもありえます。
そのため、アルコールやカビキラーの原液をお皿などに入れて放置することは絶対にしないでください。
カビキラーを猫よけに使う場合は、一時的な応急処置として使用するのが望ましいですね。
猫よけにキッチンハイターは効果がある?
猫よけ対策として有名なものに、キッチンハイターがあります。
カビキラーと同様、家にあるものなので効果があると助かりますよね。
結論から言うと、猫のニオイ消しにはなりますが、猫よけとしては一時的な効果です。
キッチンハイターは塩素系漂白剤なので、猫の糞やおしっこのニオイ消しとしては有効です。
猫は縄張り意識の強い動物です。
自分の縄張りを示すためにマーキングとしておしっこや糞をします。
猫よけのためにはマーキングの臭いを消して、他のニオイを付ける必要があります。
キッチンハイターで臭いを消し、他のニオイを付けることで、別の猫の縄張りだと認識し近寄らなくなります。
このキッチンハイターにもいろいろな成分が含まれており、主な成分は次亜塩素酸ナトリウムです。
これは、消毒・消臭・殺菌作用などがあります。
ニオイもきつく、人が嗅いでも気分が悪くなります。
ましてや、猫は人の何十万倍も嗅覚が鋭いので、キッチンハイターもかなり強い刺激臭となるはずです。
そのため、キッチンハイターは散布した場所には、警戒して近寄らなくなります。
キッチンハイターの使い方や散布場所
キッチンハイターを使う場合は、少し濃いめに希釈して散布すると効果があります。
散布場所は、猫の生活経路が中心です。
◆猫の主な生活経路
- いつもトイレをする場所
- 猫が飛び越える塀やその周辺
- 狭い通路
- 猫の休憩場所
キッチンハイターは消臭効果もあるので、トイレをする場所には特に効果がありそうです。
猫のおしっこや糞の臭いはきつくて、困っている人も多いです。
キッチンハイターは消臭効果と猫よけ対策になるので便利ですね。
キッチンハイターを散布した場所を新しく取り替えるとさらに効果が期待ですます。
例えば、庭の土にトイレをされて困っている場合、まずキッチンハイターを散布して消臭します。
その後、周辺の土を取り除き、新しい土に入れ替えることで臭いがかわり、猫が近寄らなくなります。
手間は掛かりますが、猫よけ対策は根気が必要です。
キッチンハイターだけではなくプラスの組み合わせで、さらなる効果が期待できますよ。
キッチンハイターを使う際の注意点
キッチンハイターはカビキラー同様、猫にとって有害です。
人が口にしても嘔吐や体調に異変をきたします。
ましてや、体の小さい猫はもっと危険です。
キッチンハイターの原液をお皿に入れて放置することはやめてください。
カビキラーやキッチンハイターは、雨風などで効果がなくなりやすいです。
その都度、散布する必要がありますよ。
また、猫によっては臭いに慣れることもあります。
臭いに慣れると警戒心もなくなり、また来るようになります。
カビキラーやキッチンハイターは猫にとって有害にもなるので、長期的な対策としてはあまりおすすめしません。
応急処置のような一時的な対策として活用してみてください。
猫よけはアルミホイルを使うと効果的?
猫よけ対策として有名なものにアルミホイルもあります。
これも家にあるものですが、効果はどうなのでしょうか。
このアルミホイルを使った対策は効果があると言われています。
アルミホイルが効果的な理由は、
- 自然界にない音
- 感触が苦手
上記の2つが理由として挙げられます。
まず、音についてです。
アルミホイルはカシャカシャした音がしますよね。
じつはこの音は自然界にはない音なのです。
この金属音のような音を猫は嫌うため、アルミホイルを使った対策をすると警戒して来なくなります。
次に感触です。
肉球でアルミホイルに触れると、驚くほどびっくりして逃げ出します。
このアルミホイルの感触も、外や自然界にはあまりない感覚なので、猫にとっては不快のようです。
また、アルミホイルは光を反射するので、光に警戒して近づかなくなります。
アルミホイルは家にあるものだし、100均でも購入できるのでコスパもいいです。
すぐにできる猫よけ対策としてはいいかもしれませんね。
アルミホイルの使い方や敷く場所
アルミホイルを使う場合、猫の生活経路などにアルミホイルを敷きます。
◆猫の主な生活経路
- いつもトイレをする場所
- 猫が飛び越える塀やその周辺
- 狭い通路
- 猫の休憩場所
必要な長さに切って、アルミホイルを敷き詰めます。
これだけで猫は警戒して近寄らなくなります。
また、アルミホイルを敷く際は、風で飛ばされないよう重しなどを置くようにしてください。
アルミホイルを使う際の注意点
猫がアルミホイルを舐めることはないとは思いますが、万が一誤飲すると大変危険です。
そのため、風で飛ばされないようにしてください。
また、アルミホイルは雨風でボロボロになります。
猫が口に入れる危険やご近所迷惑になることもありますので、こまめにチェックする必要がありますね。
アルミホイルを外に敷いて対策する場合、収れん火災のリスクがあることも覚えておく必要があります。
アルミホイルを使った対策は、猫によっては平気な場合もあります。
でも、効果がある割合の方が高いので、試してみてもいいと思いますよ。
猫よけ対策で大切なこと
猫よけ対策で大切なのは根気強さです。
最初は警戒して近寄らなくなりますが、大丈夫と判断するとまたやって来ます。
そのため、以下のことを徹底する必要があります。
- 猫が嫌なことをする
- 対策に慣れさせない
- 継続することが大事
- 複数の方法を組み合わせる
猫よけ対策は短期間でできるものではなく、根気も必要です。
しかし、対策をしないでいるといつまで経っても被害はなくなりません。
上記のことを徹底しながら、自分に合う対策を見つけてみてください。
まとめ
- 猫よけ対策としてカビキラーは一時的な効果はある
- キッチンハイターは消臭効果があるので、組み合わせて使うと効果が期待できる
- アルミホイルは猫が嫌うため、効果が期待できる
猫による被害で困っている人はたくさんいます。
できれば、家にあるもので猫よけ対策ができると助かりますよね。
カビキラーもキッチンハイターもアルミホイルも家にあるものなので、すぐに対策ができます。
また、一時的とはいえ効果もあります。
猫よけ対策は根気のいる作業です。
「慣れさせない」「危険な場所だと思わせる」ことが重要です。
家にあるものを使いながら、他の方法と組み合わせて対策を講じてみてください。
定期的に方法をかえると、猫を慣れさせないようにできますね。
猫は愛護動物なので虐待行為は禁止されています。
くれぐれも、危険物などは使用しないよう注意しましょう。
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