作り置きの料理や余ってしまった食材を保存して食品ロスを削減。
下ごしらえに使っって洗い物が減って家事がラクチン。
お弁当箱にしたり、おやつの小分けに使ったり。
台所だけでなくあれやこれやと使えてとにかく便利なジップロック。
生活の必需品なんて人も多いのではと思います。
パッケージを見ると電子レンジでの使用については書いてあるので使えることがわかりますが、湯煎ができるのかどうかはよくわかりません。
熱いお湯に入れて溶けてしまったり破けてしまったりしたら火傷したり、後始末が大変だったりと心配です。
でも湯煎で使えると何かと料理にも使えるのではないかと思いますよね。
そこでジップロックでお湯ポチャ、いわゆる湯煎で使えないかを調べてみました。
ジップロックは沸騰したお湯に入れてもOK?
まずはジップロックをお湯に入れても大丈夫なのか調べていきます。
通常は沸騰したお湯は100℃前後ですので耐熱温度が100℃以上の商品ならお湯に入れてもとりあえずは大丈夫なはずです。
メーカーHPによると
- 「フリーザーバッグ」「ストックバッグ」「スタンディングバッグ」の耐熱温度は約100℃
- 「イージージッパー」の耐熱温度は約80℃
- 「コンテナー」の耐熱温度は約140℃
ということです。
「フリーザーバッグ」「ストックバッグ」「スタンディングバッグ」の耐熱温度は約100℃とのことですのでギリギリ大丈夫でしょうか。
「コンテナー」は耐熱温度は約140℃ですのでOKですね。
耐熱温度が約80℃の「イージージッパー」に関しては沸騰したお湯に入れたら溶けたり変質したりする可能性が高いので止めたほうが良いでしょう。
実際にジップロックの「フリーザーバッグ」を沸騰させてから火を止め、すぐお湯に入れてみるとジップロック本体が入れる前よりフニャフニャと柔らかくなっている感じがします。
しばらくそのままにしておきましたが溶けたり破けたりということはありませんでした。
ただひとつ心配なのは口の部分です。
ジップロックの密閉性はかなり高いのでしっかり閉じておけば大丈夫だとは思いますが、うっかり閉じ忘れると大変なことになりそうです。
沸騰したお湯に入れるだけですと食材を調理するのは少し難しいかもしれませんがジップロックで保存した料理の解凍や温めならできますね。
その場合にも鍋肌はとても熱くなっている可能性があるのでジップロックが触れないようにすること、口をしっかり閉じておくことは忘れないようにしましょう。
ジップロックを茹でるとどうなる?
次にジップロックをグツグツと茹でたらどうなるのか調べていきます。
メーカーHPでは「鍋に火をかけた状態での湯煎には使用しないでください。鍋肌に触れた部分が耐熱温度を超える可能性があります。」とあります。
茹でるということは鍋に火をかけた状態で湯煎、つまり茹でるということですね。
ジップロックの「フリーザーバッグ」の場合、耐熱温度が100℃あるといっても加熱し続けた場合はメーカーは安全性の保障はできないということなのでしょう。
このあたりは最前の注意を払って自己責任で、ということになるのかと思います。
特に火をつけたままの鍋の中のお湯は100℃だとしても鍋肌はそれ以上になっているかもしれません。
そこに触れることでジップロックが溶けたり破けたりすることがあるということです。
実際にグツグツと沸いているお湯にジップロック「フリーザーバッグ」を入れてみると当然かもしれませんが火を止めた場合よりかなり早くフニャフニャと柔らかくなり、少しほったらかしたら鍋肌に少しくっついてしまって溶けて穴が開いてしまいました。
ジップロック「フリーザーバッグ」を茹でる場合はちょっと注意が必要だと思います。
ただしメーカーの注意点を逆に考えれば大丈夫だとも言えるかもしれません。
火にかけたまま沸騰させ続けなければ温度は100℃以下にできますから火加減を注意すればその点はクリアできます。
高温の鍋肌に触れない工夫は何かできそうです。
フリーザーバッグは湯煎できる?
最後にフリーザーバッグは湯煎できるのかを調べていきましょう。
ここまででわかったことは、
- ジップロックの「フリーザーバッグ」の場合、沸騰させたお湯に火を止めてから入れるのはOK
- お湯の中でグツグツと茹で続けるのは注意が必要
だということです。
ですので結論としては沸騰させたお湯の火を止めて湯煎するか、グツグツと沸騰させ続けないように火加減をしながら鍋肌に触れないような工夫をして湯煎をすれば大丈夫ではないかと思います。
火を止めずに湯煎する場合は大きめの鍋を使って布巾やお皿、ザルを中に入れて高温になる鍋肌からフリーザーバッグを守れば良いのではないのでしょうか。
いくつかの点に気を付ければ湯煎も便利に使えそうです。
ただしジップロックはお店に行くと似たような商品がたくさん並んでいます。
商品名も様々でフリーザーバッグという商品もたくさんあります。
ちなみにジップロックは米国のSCジョンソン社が製造し旭化成ホームプロダクツが発売している保存容器だけです。
商標登録されている商品なので似たような保存容器やフリーザーバッグなどは実際にはジップロックではありません。
似たような商品の中には品質が違うものもあり、耐熱温度が違うものもあるので湯煎に使いたければ確認が必要です。
特にフリーザーバッグという名称で販売されている商品は冷凍させる目的で製造されていて耐熱温度が低いものもありますので気を付けなければいけません。
まとめ
ジップロックはいくつかの点に注意すれば湯煎で使えることがわかりました。
ストックした料理の解凍や温めにも使えますし、湯煎調理ならパサつかないローストビーフやサラダチキンもできるのでおもてなしにも日常のストックにもとっても嬉しいですね。同時にいろいろな料理を作って時短も可能です。
他にも湯煎調理は災害時の調理にもぴったりなので普段からジップロックで料理をすることを身に着けておくと役立つこともあるかもれません。
正しく使えば危険や失敗を防ぎつついろいろな料理にチャレンジすることもできますよ。
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